(8) ゲント〜リール 8/18

雨音で目が覚める。参ったなあ、今日も雨なのかと憂鬱な気持ち。朝食を食べて戻ったら雨が止んでほっとする。今日も時間は余裕があるので、ゲントの街をお散歩する。

フランドル伯居城に行ってみよう。

西洋の武器やら拷問器具やらギロチンやら展示してあって、興味深い怖い。人は残酷であることよ。残酷な英語が読めなくてよかった。一人でこの部屋にはいたくないね。中世という時代がいちばん怖く感じるのはなぜだろう。

このお城は裁判所兼刑務所だった時代もあるらしい。こんなところに閉じ込められていたら、裁きを受けていたら、十字架の光が希望の光に見えただろうか。絶望の淵で天国の光に見えただろうか。

屋上からの街の眺めがおすすめ。

のんびり見てたら、ホテルのチェックアウトに間に合わない。最後走ってホテルへ戻ることに。


今日はフランス・リールまで90kmほど。今日も川沿いのサイクリングロードを行くよ。川では、ここから水上バイク水上スキーが走れますよ。ヨーロッパはアウトドアを楽しむ環境に恵まれているなあと思う。

裏側を見ると、ここから走れませんよのマーク。

雨が降ってきて橋の下でおやすみ。こちらの人たちは慣れているのか、小振りになるとすぐ走り出すね。

途中で見かけた工事現場の砂山。富士山なつかしい。

こんな工事現場?でした。

ベルギーのサイクリングロードのシステムは、オランダと共通?なのかな。標識が同じ。LFの長距離おすすめコースは続いているし。



朝晩よく食べているし、お昼はパンとか買って済ませてばかりで、ちゃんとお店に入っての昼食ってとったことがなかった。たまにはお昼食べよう。そうして、なんとなく立ち寄ったこの街アウデナールデ(oudenaarde)、広場もあるよ。

カフェで頼んだランチセットがやたらボリュームがあってびっくり。このシチューみたいなの、美味しいんだけど、この量食べるには味が濃すぎる。パンおかわりしたい!

自転車乗ってる日のお昼はカフェが気楽でいい。自転車安心だし。

アウデナールデの街にも自転車博物館や自転車ブラッセリーもあったみたい。寄ればよかったなあ。http://www.crvv.be/en/museum/brasserie


発電所の側を通った。このあたりから雷がなりはじめて送電線が光る。こんなに近くに雷が落ちたの初めてで、避けるとこもなくて泣きそうになりながら走るよ。周囲に自分より高い木があるから大丈夫だと言われても怖いものは怖い。

雨は土砂降りの気配。こちらの家は軒下もないし、逃げる所がないよと焦っていたら、工場のガレージに避難している自転車乗り夫婦を発見。私達も避難させてもらって。ありがとう助かりました! どこまで行くの?と聞かれて、リールがなかなか通じない。発音悪いのかな・・。寒くて震えながら雨具を着よう。土砂降りはじきに止んで再出発。ゲリラ豪雨って世界的に増えているんだろうか??走りはじめたら蒸れて暑くて雨具を脱いだり忙しい。


フランス国境へと川沿いの道、川面が高くて落っこちそうだなあなんて思いながら走ってるよ。この道気持ちがいいね。


国境地点にはカフェがあって、おそろいのチームジャージ?を着ている陽気なおじさま達がいた。どこからきたんだい?飲んできなって誘われる。まだ先があるので無理ですよう。

GPSで気にしていなければ国境にすら気がつかないかもしれない。でも標識はちょっと変わったかな。


リールのホテル B&B Hotel へ到着。このチェーンホテルは安かった分、街中からはちょっと外れたところ。自転車部屋に置きたいんだけど?と聞くと、大きい部屋にするねと調整してくれて、広々とした車椅子用の部屋に入れてくれた。ありがとう、おねえさん。ホテルで割引券をもらったブラッセリーへ。フランス語メニューがわからなくて、勘で頼む私たち。走った後の1杯目は、ワインよりビールかな、というわけでフランスに入ったのにまたしてもベルギービールヒューガルデンが通じないよう(オーガルデンね、と言われた)。デザートの選択肢に、パリブレストがある!注文時に、デザートは2人共パリブレストで!と頼んだら、デザート注文はメインの後でね、と言われた。そして食事しているうちに売り切れてた。えー。


走行距離:95km
http://www.bikemap.net/route/1222863

(7) ブルージュ〜ゲント 8/17

夜洗濯した洗濯物が全然乾いていなくて、朝から乾燥大作戦。昨日の絞りが甘かったのね。今日の計画ではぐるっと130km移動だったんだけど、実は直行すると40kmちょっとしかない。まあゆっくりいきましょう。チェックアウトの前に街中散策しようと夫を誘うも寝ていたいみたいなので、一人でお出かけ。運河沿いを散歩する。


奥の茶色い建物が泊まったホテル Ter Reiden

馬車が広場で開店待ち。まだ静かな街です。


チョコレート屋さんをのぞいて歩く。羊とかあひるとか。おっぱいとか。甘い香り。

広場では朝市をしてる。朝市の出店は、車タイプが多いね。食べたいところだけど朝食たっぷり食べたから無理。

ホテルをチェックアウトして、もう一度今度は夫と自転車散歩してチョコレートの箱買いしたり。13時頃にブルージュを発つ。


川沿いのサイクリングコースを走るよ。

途中のケーキ屋さんでお菓子を買って休憩。あまーい。

休憩していると、サイクリストが釣られて休憩していくのは、いずこも同じ。


わかりやすい標識。ベルギーでは馬OKかは重要なのね。

川沿いの牛さんたちが、模様がきれいで落ち着きの立ち振る舞い。一軍と名付ける。

この風車のシンプルな形が好きかも。


到着。Booking.comに載っていた位置情報が間違っていて、ホテルが見つけられずにうろうろしてから、やっとたどり着いたホテル Frandria Centrum。

洗濯をして、さて街中へ。

ゲントは、古い町並みに新しいもの(路面電車、お店)が共存していて、なんとも言えない雑然とした感じがする街。ブルージュの観光都市の景色と少し違う。中世の面影を残しながら現代を生きている街。この建物はピザ屋さん。

運河クルーズは夕方で終わっていた。それに、乗りたいけど寒くて無理だよね。私たちは薄着すぎる。terryの厚手ボレロを羽織っていても寒いの。

フランドル伯居城を眺めるカフェで、今日もベルギービール。それから、パスタに海老の炒め物、デザートにベルギーワッフルを。


ゲントは夜のライトアップが有名なので、夜まで粘るつもりが、寒くて眠くて撤退。あー、本日もっと遠回りして走るべきだった。前日の走行でつかれていたからってショートカットしすぎました。

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http://www.bikemap.net/route/1229640
走行距離:49km

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◆旅の準備編

matsumiさんに教えてもらったベルギーサイクリングコースのマップ作成システムを使った。これはとても便利。サイクリングコースは、bikemap.netのような自動車道中心のルート作成システムだと上手く通ってくれないことがある。しかし、このシステムはばっちり。サイクリングに向いた道を自由につながていける。これは、紙のシステムの時代からあるみたいで、自分でコースを決めて通過ポイントとなる交差点の番号をメモしておけば自分のためのキューシートが作れるのです。各ポイントごとの距離も出る。残念なのは、ベルギーのフランドル地方とオランダ南部など一部しか網羅していないこと。


http://www.fietsnet.be/routeplanner/default.aspx

※結局実際に走ったのは、ショートカットコースになってしまったんだけどね。

途中でみかけた自転車。こんなふうに通過ポイントを書いたキューシートをもって走ってるのね。ふむふむ。

(6) ロッテルダム〜ブルージュ(ベルギー) 8/16

旅も6日目。ホテルの朝食に炒飯があって、久しぶりのお米の味がお腹にやさしい。朝のロッテルダムの街から走り始める。ロッテルダム第二次世界大戦で焼け野原となっているため、あまり古い建物はない。かわりに奇抜なデザインの建物がいくつか。サイクリングロードも広々走りやすい。

ロッテルダムのウエルカム馬

郵便屋さんも自転車で配達

キュービックハウスとトンガリ帽子。このキュービックハウスはYHになってて泊まれるみたい。


自転車道は、バイクと自転車の両方が通る。それから、電動車椅子にのったお年寄りも。ママチャリも結構速度が速くて、ケイデンスが高いので、のそのそ走っていると抜かれちゃう。でもヘルメット着用率は低い。1割くらいかな。街中ではロード乗りはほとんど見なかった。今日のコースは、オランダの海辺ゼーランド州(Zeeland)を走って、ベルギー・ブルージュまで。しばらくは幹線道路沿いを走る。幹線道路沿いといってもサイクリングロード完備なので平気だよ。オランダは、適当にルートを幹線道路沿いに引いても基本的に自転車道があるから怖い思いをすることがなくてストレスがないのがいい。

ブロック積んで作ちゃったみたいな建物

円形陣地の茶色屋根のおうち。

郊外のサイクリングロードを走っていたら、左側の道に遮断機が下りてきて、バスが通り抜けていった。交差する道で、普通の車は待っている。どうやらバス専用レーンらしい。この赤丸は禁止マークでその下に、uitgezonderd lijnbussen = バスを除く。普通車用の道は更に左側にある。

さらにサイクリングロードの右側には、馬用の道もあった。

まとめると・・
徒歩+自転車+馬 | 自転車+原付 | バス | 普通車(大型バイク含む)
という4レーン構成になっている道だったのだ。なんて贅沢。バスは頻繁に止まるため、隔離されているのだろうか。


海辺に出てきた。風が強くて、現代の風車が並んでいる。
※この道は車道と兼用で自転車は破線の外を走る。自動車専用道も隣にあるんでほとんど車は通らないよ

自転車乗りもロードバイクが増えてきたよ!集団練習にも遭遇した。ロッテルダムあたりに住んでたら日帰り練習にちょうどいいよね〜とか考える。

この橋は水門を兼ねている。オランダの土地を海から守っている。

信号だ!

船が通るから橋があがる。しばし待ちましょう。大型船がくるのかしらとワクワクしていたら、通っていったのは小さな帆船。

途中で、オススメ自転車ルートのLFの看板があったのでコースをたどって行くと、かわいい街があってカフェがある。

灯台が青空に映える。このあたりは海辺は徒歩道(fietspad)で気持ちがよさそう。

海沿いの高いとこが自転車専用。そして向かい風。もう逆向きに走りたい−!

サーカスの象だ!サーカスがきてる。クレヴォーの街でもサーカス看板を見かけたし、サーカス多いのかな?ベルリンからきてた。

このままのペースだと、チェックイン時間に間に合わない恐れが出てきたので、LFコースでののんびりポタは見直して幹線道路側に戻ろう。橋がとにかくまっすぐで幅も広くて自転車練習向き。向かい風も強烈。おなかすいたよう。日本から持ってきたバーを食べて空腹を満たす。このあたりは、ひたすら走り続けてる。


VLISSINGEN - BRESKENSまでは船で渡る。この船に6時には乗らないと、渡ってから36km走って9時のチェックインに間にあわなくなるかもしれない。港の位置が正確にわかっていなくてGPSのポイントが曖昧で焦る。何とか間に合った。自転車もって乗り混む行列に並ぶ。

自転車だらけ。2Fの席で20分眠っているうちに対岸についた。


対岸に渡ってからも同じ自転車道が続いている。かわいいおうちを眺めたり、牛を眺めたり、馬の糞トラップを避けたりしながら走り続け。


ベルギー国境地点へ。さよなら、オランダ。ここまでは自転車+バイク道。

来たよ、ベルギー。ここからは自転車専用。バイクはだめ。国境を示すものは他に何にもないけど標識が変わるから判りやすい。


ベルギーに入ってからロード乗りをたくさん見かける。夕方仕事のあとの練習なのかなあ? パンクしたらきついよねと焦りながら走行。チェックイン可能時間の30分前にギリギリで到着。だいたい、小さなホテルはチェックイン時間をすぎると閉まってしまうので、外出用に、玄関の鍵も一緒に受け取る。ホテルのすぐそばの運河沿いのカフェへ。マダム、もうじきお店は閉まりますゆえ・・と言われる。急いでビールとムール貝を注文。ブルージュの地元ビールで乾杯。

あとは、ムール貝を鍋いっぱい。写真ぼけてた。ムール貝好き。


まだお腹がすいていたので、ケバブ屋でケバブサンドをテイクアウトしてホテルへ持ち帰って食べる。ボリューム満点すぎてつらい。失敗したのは、サムライソースを頼んでしまったことだ。せっかくおいしいのに、唐辛子が辛いの。。サムライが誤解されてるですよ。サムライは唐辛子じゃない!ワサビだよ!カフェはすぐ閉まってしまうけど、ケバブ屋は午前2時まで営業してるよ。ケバブ屋は便利だなあ、働き者だなあ。


酔ってるし眠いけど、寝る前に洗濯をする。明日の着るものがないから面倒だけど仕方ないのね。

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http://www.bikemap.net/route/1229654/

走行距離 163km

(5) マーストリヒト〜ロッテルダム 8/15

今日のプランは、マーストリヒトユトレヒトを電車移動後、風車を見ながらオランダ自転車旅行を楽しむプラン。雨のため、毎日のように電車に乗っているけれど、本日は晴れでも当初から予定していた電車移動なのです。

明け方のマーストリヒトの街。

さて、オランダ国鉄の券売機は旅人にやさしくありません。英語モードもあってほら、自転車券とか犬券とか画面操作は判りやすいのに致命的問題がある!!

致命的問題とは、使えるのは、オランダローカルなPINカードとコインとMaestroカードのみなこと。事前の情報収集でわかっていたことだけど、駅中の券売機みてまわったけどやっぱりだめ。クレジットカードかお札が使えたならもっと早い時間の電車に乗れたのに。仕方ないので7時に開く窓口の前で待つ。日曜日は窓口は10時オープンでしたので日曜日に計画立てるなら事前購入するべし。私の前に並んでた旅人と、券売機の使い難さについて文句を言い合う。しかも、窓口で買うと1チケット0.5ユーロの追加料金がかかる。乗車券2枚と自転車券2枚を買ったので計2ユーロが追加。オランダ国鉄では、自転車券は1日6ユーロです(窓口で買うと6.5ユーロ)


今回乗った電車。

自転車券と自転車

朝食を駅で買いこんで乗車。リンゴのパック買った。あとサンドイッチとかパンとか。全部チーズ。ぶどうパンにまでチーズが挟んであって笑った。

ママチャリ数台が乗り込み混んで来たので、自転車詰める。ママチャリのお兄さんやお姉さん乗り込んで来て自転車エリアは満杯。

ドイツの電車も同じタイプだったんだけど、ここは自転車とか荷物とか置いて隣に座ってもいいよ席なのだ。普通の乗車席は別にあります。席をつぶして自転車おいている悪じゃないのよ。

こちらは反対ホームに停車してたローカル線。自転車マーク+車椅子マーク。

約2時間の旅でユトレヒトに到着。さて走るよ。オランダの自転車道は歩道に乗り上げるというような段差がないことが徹底している。これが走りやすい何よりの理由。ベルギーもフランスも街中の自転車道は走りやすくないことが多々あった。もうこれは都市デザインの問題なのだと思う。自転車道自転車道つきの車道しかないんじゃないかと思う。

信号機も専用。

水路に映る風車がきれい。

ボートハウスみたいなの。

高速道路横の自転車道も広々。

謎のサークル発見。




木々の木漏れ日の中を走るよ。

牛がたくさん。牛集合写真を撮ってる夫。ハイ、牛さんこっちみてね〜。

犬を連れている馬車が走ってるよ!

自家用馬車での散歩なのかしら。

え−、オランダ/ベルギーでは馬散歩に馬標識たくさんみました。あわせて、馬の糞を避ける技術も必要です。だってでかいし。

さっきの牛といい、サイクリングロード沿いの動物達はやたらとカメラ目線が得意。ゴメン食べ物はあげられないよ。

かぼちゃ屋敷だ。

水辺が美しい。湿地地点を通過。今日は天気がいいなあ。

ゴーダの街へ。商店街のバルーンもコーダチーズ。

ゴーダと言えばゴーダチーズ。水路に浮かぶゴーダチーズ。そして、お昼ごはんはゴーダチーズをばくばく。パンも買わずにチーズのみ。

ゴーダの街にも立派な聖堂がある。赤い窓枠の飾りつき。


風車見えてきた。しばらく大きめ写真が続きます。

オランダは水の街。サイクリングロードも川?を渡るのです。この渡し舟は道路の一部です。だって、Googleのルートも迷わず水路を渡ってくれるのよ。サイクリングコースもこの渡し舟?を渡る事になってる。0.6ユーロ/(1人+自転車)

また風車見えてきた。

等間隔に並んでる。

風車には風車守りが住んでいるらしいらしいよ。

風車地帯を抜けて、対岸に街が見えるよ。次はあの街ヘ行こう。

この風車の連なる地域キンデルダイクで、PBP(Paris-Brest-Paris1200km)に向かうというロシアからの参加者に出会う。私たちもPBPジャージを着ていたので声かけてくれたみたいです。ここまで説明していませんでしたが、今回の旅の私的ゴールはフランスですが、夫はその後でPBPに参加するのです。



さあ、今度はwaterbusで対岸へ渡る。

自転車乗せて出航。

ノアの方舟を発見!

水路の町ドルトレヒト(Dortrecht)

あとはロッテルダムまで走って、ロッテルダムの海辺のホテル Maritime Hotel着。船の写真がたくさん飾られてました。

オランダでビールを飲むなら、ハイネケン(しかなかった)。

ホテルのバーは、食べ物がほとんどない。到着したのが20時過ぎて夕食メニューがない。まずいバーガーしかない。隣のホテルに移動してやっとご飯にありつけました。プリフィックスコースのメニューでサーモンなどいただく。満足。

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うねうね走ってます。

http://www.bikemap.net/route/1229668
走行距離:136km

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◆旅の準備編

今日のコースは、Bicycle Touring Holland という本を参考に。

Bicycle Touring Holland: With Excursions Into Belgium And Germany

Bicycle Touring Holland: With Excursions Into Belgium And Germany


現地に行ってわかったことは、LF("landelijke fietsroutes = long distance routes")というオススメルート看板が自転車道に出ているので、LFのルートを辿るほうがより判り易いんじゃないかな、ということです。GPSルートもダウンロードできるし。写真がLFマークの看板(が含まれている標識)。一番上のがLFの看板で矢印に沿っていけばいい。一番下の〇数字の方は自分で作れる自転車ルートの分岐点ってやつでして。ヨーロッパの国はどこも緑の標識が自転車用ですね。


今回は、bikemap.netGPSのコースを作てっます。 Cycling Route を重ねるとすごい充実度で素敵。赤がLFという長距離のオススメコース。青はその他のコース。〇数字のポイントが分岐点になります。この番号をつないで自分のためのキューシートを作って走れば迷わないよ!って作りになっています。(※赤青以外のところも自転車走れます。高速はだめ)

bikemap.net、非常に残念なことに道なりモードで線を引いてもサイクリングロードには沿ってくれないのだ。車のことしか考えられてないんじゃん。内部的にはGoogleMapであってその辺対応できていないのかなあ。ルートナビだって、多摩サイ通ってくれないのと同じかな・・。


アンドロイドアプリ BikeNode 。 サイクリングコース(LFのコースとその他のコースと両方)がチェックできます。このアプリ現在位置も表示できるので、ナビみたいに使えそうだなあって思いました。もっとも今回海外つなぎ放題は契約しなかったので走行中に使うことはなかったけど。ホテルでWifiつないでいるときにコースチェックしたりしてました。(※画像はAndroidマーケットより)

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◆おまけ
ノアの方舟。帰国後調べたところ、どこかの資産家が作ってしまったらしい。

(4) クレヴォー〜マーストリヒト(オランダ) 8/14

レヴォー(Clervaux)はルクセンブルクの中でも北部の街です。ルクセンブルクは南北82km、東西57km、面積は神奈川県と同じくらいとのこと。自転車なら通り過ぎてしまいそうな国です。私達の旅もルクセンブルク滞在は一泊のみ。朝起きたら雨。当初のプランは、ベルギーを経てオランダ・マーストリヒトまで約135kmの1日2回国境を越える旅。今日もパン・ハム・チーズの朝食を食べて、チェックアウトの11時までホテルでゆっくり。洗濯物をドライヤーで乾かしながら。レーパンパッドが乾かない。靴下も乾かない。面倒だけどしょうがない。


レヴォー(Clervaux)の駅についたら、お昼休みで窓口が閉まってた。昼休みが11:10から12:45ですと。そのうちに、逆方向のルクセンブルク市行きの電車がきた。もちろん自転車マーク。


さて、リエージュ(Liège)行きの電車に乗った後で車掌を探しに行くも、後から別の担当が行くので席で待てと言われる。車掌が来たので切符を買おうとすると、インターナショナル切符は車内で売れないから乗換駅のリエージュで買えと言われる。リエージュ駅の窓口に言ったら、すでに乗ってしまった切符なんてどうやって売るの?的なことを言われる。切符買うのって難しいなあ。

乗換駅ベルギーの街リエージュ着。乗った電車。

この駅ガラス貼りで新しくてきれい。


雨が止んでいたので、本日の宿泊地オランダ・マーストリヒトまで走ることにする。ベルギーに入って、建物の感じが変わった気がする。街中は少し雑然としている。GPSにコースは入っていないので適当に走って国境を目指す。


何か変な標識出てきた。これ何でしょう??


自転車マークとか標識の変化を感じて、もしやこれは国境を越えているのではと疑う。GPS拡大して、300メートルほど戻って、この街の入り口の看板が国境であろう、と決めてパチリ。


もう少し進んだら、オランダの速度制限についての記載を見っけ。この形式はドイツにもルクセンブルクにもありました。
上から、街中、郊外、自動車専用道路、高速道路 の意味。個別に標識がない限りこのルールに従えって意味。国境を越えるとあります、コレ。



17時半頃、今日のホテル Townhouse Design Hotel 着。

明日も電車に乗るので切符を買おうと駅に行くも今日は日曜日だから16時で既にしまっていた。日曜日だからなのか閉まっているお店も多い。カフェでベルギービールとタパスセットをつまむ。

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http://www.bikemap.net/route/1229674

走行距離:41km (4km+37km)

(3) ベルンカステル=クース〜クレボー(ルクセンブルク) 8/13

この街、1時間ごとに鐘の音がする。たぶん2時か3時から鳴っていて、起こされちゃうよ。朝6時半頃には明るくなるけれど、ホテルの朝食は8時からでした。このホテル、チェックアウトは7時からなのでご飯も7時からかなあと思っていたのですが甘かった。7時とはホテルへスタッフが出勤してくる時間ってことですね。自転車ツーリングは朝早く出たいところですが、そうもいきませんね。ごろごろ。朝ご飯は今日もパン・ハム・チーズをたっぷり食べます。乾燥トマト詰めのチーズとか、おいしい。


9時前にホテルを出発。今日もモーゼル川沿いを走りましょう。今日も曇り。こちらの川は水面が近い。川の氾濫とかないんでしょうかねえ。葡萄畑飽きた〜って言いながら走ってます。

川の向こう側にも葡萄畑。船で収穫に行くのでしょうか。

道路沿いのサイクリングコースはこんな感じ

サイクリングロードは小さな街にもこまめによって休憩を誘う

川沿いをそれて上ってる。絶対ミスコースだけど、もういいじゃん上ってもいいじゃんと、ずんずん先に進む夫。

上りきったら葡萄畑が広がるいい眺め!!こんなミスコースも楽しい。

葡萄畑のマーク


トリアー(Trier)到着は13時過ぎ。ちょっと寄り道。ローマ時代の遺跡ポルタニグラの前。この建物は2世紀に建てられた城門。時間がないのでお昼ご飯はパン屋さんでパンを買って。

まだここから100km近く走らなきゃいけない。ショートカットして電車に乗ってもいいよと、よわよわ発揮してみましたが、国境を自転車で越えたいからと却下されました。(天気もちょっと怪しくて、しばらく線路沿いから外れてエスケープができなくなるため、ショートカットするにはここで判断必要)ここから、しばらく幹線道路。制限速度70kmとか100kmとかのそばを走るのはコワイです。よくないです。気をつけましょう。幹線道路選ぶのやめましょう⇒自分。こわいから写真は撮ってません。モーゼル川沿いで、あんなにたくさん見たサイクリストも見かけません(涙) 


コワイ道脱出してしばらく走って、ルクセンブルク国境の町エヒテルナッハへ。わくわくしながら到着。この橋を渡ったらルクセンブルクなのです。でも、あっさり。”ようこそルクセンブルク”みたいな看板はないし。(※この写真は振り返ってドイツ側です。)

国境の川ではカヌーが涼しそう。


ルクセンブルクに入国したら、道はすいていて走りやすく、ロード乗りをたくさん見かける。サイクリングロードを走ったり。普通の道を走ったりしているうちに、Diekirch の街ヘ。

ミリタリーミュージアムがある。第二次世界大戦でのドイツ占領状態からの回復の戦いだとか、ルクセンブルク朝鮮戦争に参戦していたことを知る。


時間が厳しくなってきたので、幹線道路でショートカットして。目的地クレボー(Clervaux)までひたすら走る。19時半、ホテル到着。かわいいホテル&レストラン Hotel St Hubert。自転車はガレージへ。この日はドイツからのバイクツーリング客の大型バイク5台も止められてました。家族経営って感じのホテル。


ホテル併設のレストランはすでに食事の時間でラストオーダーまで30分ほど? このホテルの側には他に食べるところなさそう。間に合ってよかったよー。空は21時頃まで明るいけれど、レストランも早くしまってしまうので、ちゃんと食べはぐれないようにしようと思うと、あんまり走る時間がないのがヨーロッパツーリングですね。


今日通った街Diekirchのビールで乾杯!何種類かあるセットメニューから肉っぽいのを選んだら、エビのカクテルとミルフィーユポークのセットメニュー。追加で、エスカルゴも食べたよ。

走行距離:154km

(2) コブレンツ〜ベルンカステル=クース 8/12

朝起きてホテルで朝食。パン!ハム!チーズ!がおいしい!


2日前に日本を出発して2日で360kmツーリングしてきた夫は既にお疲れ気味。コブレンツは、ライン川モーゼル川が合流する街。BUGAというイベントをやっていて街が賑やか。ライン川モーゼル川が合流する"ドイチェス・エック"という地点へ。

ここはツーリングのメッカなのかな。パニアバック自転車にたくさん出会うよ。

モーゼル川沿いを快調に走ります。

途中で雨が降り出した。今回私は重装備雨具は持っていない。雨が降ったらお休みプラン。駅が見えたので移動してみたものの貨物駅でした。どうしよと悩んでいるうちに雨があがりました。走りましょう。


ワイン畑の間を走ります。モーゼル川サイクリングロードは有名なサイクリングロードと思われ、サイクリストたちがたくさん。

犬つれてる!この写真では一緒に乗ってますが、はじめは散歩させてたの。

Mのマークがお勧めコースでこれを辿っていけばOKです。

コーヘムの街に入ってまた雨が強くなってきた。予定より時間も遅れているし電車で60kmほどエスケープしましょう。


車両には自転車のマーク。そのまま乗せちゃいます。乗ったのは中距離普通電車のRB。


雨のため、他にもたくさん自転車が乗り込んできました。同じコンパートメントのおじさまに話しかけてみる。「I can't speak English. I' am a German.」とおじさん。なんて言われたけど全然しゃべってます。私よりしゃべれるって!と思った。「休暇は何週間だい?」と聞かれる。いや、週間じゃなくてたったの10日間です。。ドイツ的には休暇の単位は週間なんだろうなあ。おじさまは、トリアーからコブレンツへの私達とは逆コースのサイクリングのために、トリアーに移動中でした。ウイットリヒの駅で降りたら雨は止んでる。


本日の宿泊地まで15km走行してベルンカステルの街へ。

観光客でにぎわっています。


宿泊先のクースは対岸。ベルンカステル=クースで街の名前です。こんなふうに右岸と左岸の名前をつなげた街の名前が、いくつかある。(トラーベン=トラーバッハ など。)宿泊先は、Bett+bikeのページに載っていたBurgblickhotel。宿は、Booking.comで予約していて、事前に自転車で行くのでよろしく〜とコメント送っておいたためか、フロントについたとたん 「SUZUKIさんね、まってたよ〜」と言われた。アジア人サイクリストは珍しいのでしょう、たぶん。今回、フランクフルトで入国後で、オランダに向うルートとしてライン川にするかモーゼル川沿いにするか悩んだのですが、モーゼル川サイクリングの方がHPが魅力的だったのでこちらに。


夕食はホテルで教えてもらったレストラン「HOFFMANN'S」へ。ジャージ+レーパンで大丈夫かなあと中を伺うと、Tシャツのカップルが見えたのでOKと判断して入店。ドイツ語メニューがさっぱりなので、肉料理が食べたいとリクエスト。出てきたのはこれ、マッシュルームソースで美味しかった!


お昼も食べていなかったのでお腹がすいていて更にパスタを追加。もちろんデザートも。後でレシートを見たら写真の料理はシェフの特別料理だったみたい。この地方はワインが有名なので、モーゼルワイン(白)をいただきました。

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今回の計画にあたり、「Moselle River Trail from Metz to the Rhine Cycling Guide」をAmazonで買いました。この本、右岸コースと左岸コースの両方が載っていたりする充実ぶり。リング製本は取り外して必要なところだけ持っていけるから便利ね。もっとも、看板がしっかりしているので、現地で参照する必要はなかった。

Moselle River Trail from Metz to the Rhine Cycling Guide: BIKE.291.E (Cycline S.)

Moselle River Trail from Metz to the Rhine Cycling Guide: BIKE.291.E (Cycline S.)

GPSルートはhttp://www.radwanderland.deから入手。

走行距離:76km