イタリアドロミテ自転車旅行(7)トレビソ~ベネチア

自転車に乗るのは最終日になりました。今日は距離も短いからのんびり出発を決めこみます。トレビソ〜ベネチア(地中海)までは、川が流れているようで今日は川沿いののんびりサイクリングです。


ヨーロッパの川は、日本と比べて川面が高い気がします。


橋がかかっていたので、のんびり進みます。途中、イタリア人にイタリア語で何か怒られました。たぶん自転車乗っててはだめって言われた気がするので降りておしました。特に標識出ていなかったのだけど、、渡り終わったら確かに禁止の標識がありました。ごめんなさい。


川沿いを優雅に歩く白鳥さん


この川沿いはサイクリングコースになっているようですね。


走っていると不思議なものが出てきました。これはいったい。自転車以外の車が入れないように塞いでいるようです。すごいすごい。これ便利。日本にもあればいいのにね。


前を走っているのは、ドイツから来たご夫婦です。この夫婦は、セルフガイドサイクリング旅の間ずっと同じ宿でした。といっても、ドイツ夫婦の走っていたコースはロード向けじゃなくて毎回50km程度の短めのコースなので、いつもは違う道を走っていたので途中で会うことはなかったのだけど、最終日だけは同じコースのようでした。のんびりゆったり走っても、ホテルチェックイン時刻14時の前に宿についてしまいました。宿は、ベネチア本島は高かったので本土側のメストレです。



ホテルの地下駐車場に自転車を鍵かけて置いといてっと。最終日なのでペダルやGPSを外して返却できる状態にしておきます。この後、ベネチア観光をして帰ってきたらすでに自転車はツアー会社によって回収されていました。らくちん。


さてさてベネチア観光に行こう!ってことで、急いでホテルチェックイン語にシャワー浴びて着替えて、ホテルで教えてもらったベネチア行きのバスの停留所へ向かいます。バスは観光客で結構混んでいました。支払いの方法がよくわからなくてあたふた。結局ベネチアについてから、船とあわせた12時間券にバスが含まれていることがわかったので購入したのでした。さて、ベネチアについてから、適当に地図を見ながら大運河方面に向かってあるいているつもりが、外海側に出てきたようです。

やってきた船に乗って、

サンマルコ広場方向へ移動です。



サンマルコ広場付近のあまりの混雑っぷりに嫌気がしてきてしまった、少し内側に入ってみると気持ちがいい小道やら橋やらが続きます。



水面にうつる建物を見ながら、

たそがれているのもいいよね。


ゴンドラもいいなあーって思ったけど、ちょっとお高いし、、というわけで見てるだけで満足。


最後はリアルト橋付近から、とっても混んでいる船にのってバス停のあるローマ広場まで。夕食は、ベネティア島内部のレストランにて、イカ墨のパスタなど食べて、またバスでメストレへもどりました。翌日、ボローニャミュンヘン経由で帰国しました。ボローニャまでは、メストレ駅から電車で移動でした。


2013/9/14 約50km

イタリアドロミテ自転車旅行(6)ヴァルドッビアーデネ~トレビソ

自転車の疲れもたまってきてプロセッコを飲んでよく寝た次の日。


朝食場所にも大きなプロセッコワインの瓶がありました。朝食バイキングにも並んでいたりして朝から飲んでる人もいます。


サイクリングを開始したら、おお、ぶどうの木を見守るモアイがいるじゃないですか。今日からはのんびり平地サイクリングになります。


途中から丘をのぼるサイクリングコースに入りました。自転車コースの看板がよく出てきます。車には会わずに自転車によく会うのです。平地に出てきてから、自転車乗り、特にリタイア年代の男性自転車乗りによくすれ違う気がします。平日だからかな。いえ、年齢はびゅばーって走っているときはよくわからないのですけどね。


丘の上に教会みたいな建物があってイタリアサイクリストのみなさん休憩していました。で、ヘルメットを外すと素敵なおじさま達なわけです。


その後は、GPSに従って走っていたのに、いつのまにやらダートの下りが始まってしまいました。うーむ?どういうこと?このコースはロードバイク向けじゃなかったかしら。このセルフガイドツアー今年から始まっているし、あんまりコースが精査されてないんじゃあ疑惑が。


植えたてのぶどうの木を眺めながらもいちど登りましょう。


今日は時間があるので、お店に入って昼食にしましょう。ニョッキがおいしい(ちょっと塩からかったかも)。この山の中のレストラン、なぜだかお客は男性のグループ客ばかりで不思議な感じ。昼からワインを飲んで商談かしら?ってグループばっかり。不思議。


3時前には目的地トレビソに到着しました。水路に囲まれた街ですね。今回のホテルは、教えられた自転車置き場が屋外だったので、ちょっと不安で室内持込みにしてみた。セルフツアーのお客はいつも外に停めていて問題ないよと言われたけど、ロードだしちょっと不安だし。


早速街中を散歩します。食材屋さんにひかれます。


お、トレビソにもレンタルバイクがありました。最近ヨーロッパの都市では時間貸しのレンタルバイクステーションがどこにもあるようですね。普通のママチャリ型でした。


トレビソは水路に囲まれた街。水路から住居に入れそうです。


ここのところ夕食がパスタ・ピザだったので、今日はお腹がすいたので、ステーキ肉withチーズソースを食べますよ。


でも、やっぱりピザも注文しちゃった。肉の後にピザを頼むとか、順番がおかしい。。生野菜も食べたい気分で、二人ともルッコラ山盛りピザ(トマトソースとホワイトソース)です。


2013/9/13 約70km

イタリアドロミテ自転車旅行(5)ベルーノ~ヴァルドッビアーデネ

ドロミテのお山からは離れて、この日からは下り基調でベニスへ方面へと向かうコースになります。


夫の自転車は昨夕のベルーノ到着寸前にパンク。朝修理してます。フロントの緑のバックの修理キットや空気入れとかもレンタルセットに入っていますよ。ま、日本からも持っていきましたけどね。


ベルーノの街並みをのんびり。ちょっと迷う。ヨーロッパの街って出口がわかりにくい街が多いような気がします。その後はゆっくり登り基調の道をのんびりのんびりサイクリング。


ゆっくり登っていたら峠についたようです。こちらは、ジアウ峠と違って看板に貼られたシールも控えめですね。


さてと下りです。このトンネルはいったい何でしょう??下の方に平行に並ぶトンネルが見えてきました。


下から見上げたのがこちら。信号があって片側通行でした。トンネルは全部で6つでした。


昔のトンネルの写真がありました。この断崖絶壁にトンネルつくって登っていたのですねえ。第一次世界大戦の頃に作られたようです。



街中を通りぬけてまたゆっくり峠を登ってきました。もう標高も低いので峠の登りも木々に囲まれていてまわりの景色もいまいちかなあ・・と登っているとだんだん見晴らしがよくなってきて頂上へ。


この波打つような山並を平行に走ってきたのです。気持ちがいい!


下って本日の宿泊地ヴァルドッビアーデネ(Valdobbiadene)が見えてきました。この街は白の発泡ワイン(プロセッコ)が有名とのことで、ぶどうの木も見えますね。


ホテルのレストランがやっていなかったので、受付で近所の食事処をきいたところ、バーくらいしかなさげな小さな街。プロセッコワインを飲むよ。バーの食事メニューは、インスタントっぽかったけどポルチーニのリゾットを食べました。

2013/9/12 約70km

イタリアドロミテ自転車旅行(4)コルティナ~ベルーノ

コルティナ(Cortina d'Ampezzo)は、1956年に冬季オリンピックが開催された町です。昨日は雨でよく見えなかったけれど、この街はドロミテの山塊に囲まれているのです。

途中までは、昨日小雨混じりの中上った方角へ。昨日はまったく見えなかったけど、今日は道途中から山に囲まれたコルティナの街が良く見えます。

路面が昨日の雨で少し濡れている木々の間を走りましょう。昨日の目的地Falzarego峠への道とわかれて、ジアウ(Giau)峠ヘの道に入ると車がほとんどいなくなって快適なサイクリング!

牛看板はたくさん見るのに牛いないなあ〜と走っていたころに出会いましたよ、牛さん。茶色い襟つきのコスチュームみたいに見える牛さんです。

このカーブから見える山の方へとこれから登るのです。

雪残る岩山とのんびりしている牛の風景がいいねえ。

もうじき頂上です。ごつごつ山が見えてきました。

このあたり360度に広がる風景で気持ちがいいです。

ジアウ峠メインの岩山をバックに。

そして到着。シールで埋め尽くされていてジアウ峠の文字がみえないんですけど・・。

メインの岩山には階段があってさらに登れそうなので、自転車を降りて徒歩でちょこっと登りました。クリート削れまくりなので、乾いた石段の間は途中裸足で歩いてみたりもして。

うーん、眺めいいねえ。ドロミテは、ハイキング・登山もおすすめなようです。bike&Hikeもしてみたい。


この後は、2つ峠を越えてベルーノの街まで下りました。最後また雨とハンガーノックで眠くなってしまったよ。ベルーノの宿は、イタリア語しか通じないフロントのおばちゃんとちょっと格闘。自転車は手でくるくる回すポーズと「BICI?」でやりとりするから旅人的には大丈夫でした。夕食は近くのお店で、ピザを食べました。ポルチーニ茸のピザが美味しかったです。 

2013/9/11 約100㎞

イタリアドロミテ自転車旅行(3)ドビアッコ~コルティナ


朝ホテルを出て、コルティナに向けて下り基調の道を飛ばします。天気は小雨まじり。岩山に見慣れてきます。


深緑色の湖畔でちょっと休憩。


鹿やら牛やら注意してって看板が定期的に出てきます。だいたい3kmってかいてあるのだけど、なんで3kmなのかの謎。


本日の宿泊地コルティナをお昼前に一旦通過して、Falzarego峠へと向かいます。だんだん雨が強くなってきたので、予定コースを短縮して、そのままコルティナへ引き返すことに。夫だけ次の峠を往復している間に、Falzarego峠の頂上のお店でエスプレッソを飲んで冷えた身体をあっためました。土産物屋で見つけた牛柄のカウベルを買い損ねたのが残念。


夕食はスーパーで食料を買いこんで部屋でディナーにしました。チーズ、ハム、肉、ピザ、ビールにワインで乾杯。

2013/9/10 約100㎞

イタリアドロミテ自転車旅行(2)ボルツアーノ~ドビアッコ

 さあ今日からドロミテサイクリングです。朝スタッフがやってきて、一安心。どうやら自転車は昨日中にホテルに届いていた模様で、奥の部屋から出てきました。ドイツ人の夫婦と一緒に車に乗ってスタート地点まで移動です。スタート地点は、少しショートカットして、ガルデナ(Gardena)峠の上から。


 このレンタルバイクは、1週間で195ユーロでした。どんなスペックなのかは、個別指定できなかったからちょい不安でしたが満足。白サドルも白バーテープも綺麗で新車じゃないかと思うMERIDAのバイク(コンポは、ティアグラ)。ペダルだけ持参してセットしました。同じレンタル値段の夫のバイクは、電動アルテグラと何か値段が同じなのにな〜。ま、違いのわからない人なので電動コンポはいきなり使いこなせないからよいとしましょう。荷物は、ホテル迄運んでもらっているので、修理キットと防寒着と雨具だけ持って身軽です。


 いきなり広がるドロミテの岩塊の風景。サッソルンゴです。


 下って下って


 続いてセラ(Sella)峠ヘの登りで再度、サッソルンゴがよく見える。


 セラ峠には自転車看板のお店がありました。


あとすこし。


 もいちど眺めるサッソルンゴ


 岩塊に囲まれた道を走ります。


ポルドイ(Pordoi)峠を越えて。


うしーうしーたくさんいます。


 ドロミテの山を満喫できる2000m級峠を4本こえる40kmの周回コースでした(ショートカットしてるけど)。その後は、下って下ってハンガーノック気味で走り続けて、19時半頃、トブラッハ着。時間が厳しくてハンガーノック気味。


 夕食はホテルのレストランでコースディナー。民族音楽を奏でていて、私もちょっぴり参加したりなんかして。田舎のホテル&レストランタイプのホテルって好き。


2013/9/9 走行距離:約110km

イタリアドロミテ自転車旅行(1)ミュンヘン~ボルツアーノ

体調を崩して入院する前の9月の話です。
イタリアドロミテ地方でサイクリング旅行ヘ行ってきました。


 タンデムでドロミテサイクリングをしたくて、当初全行程個人手配の予定で6月末に、ミュンヘンIN〜ボローニャOUTの航空券を手配していました。でも、タンデム輸送が面倒そうだったのと、仕事忙しくてあまり調べる時間がとれなかったこと、ちょうどよさそうなセルフツアーを見つけたので計画変更。利用したのは、イタリアgirolibero社セルフガイドサイクリングツアーBolzano-Venice。セルフガイドの意味は、宿泊・ホテル間の荷物トランスファーGPSルート・緊急時ヘルプサービスが付属しているツアーってこと。各行程は個人で漕いでまわります。出発3週間前に問合せ開始して3日前に詳細情報(ホテル名、GPSデータなど)を入手する慌しさでした。


 ルフトハンザでミュンヘンヘ。自転車は現地レンタルを追加手配したので身軽な旅です。空港〜ミュンヘン中央駅までは空港バスで40分ほどでした。ホテルに荷物を置いて初日の夜は早速ビール飲みに行くよ〜〜!駅近くのアウグスティナーケラーのビアガーデンヘ。とても広くて盛り上がっている皆様がいっぱい。1Lビアをごくごく飲んで、満足して寝ました。


翌日、ホテルに荷物を預けてミュンヘンの街を散歩します。

地元南ドイツ風の衣装でのパレードをしていました。

遅めの朝食は、ミュンヘンらしく、白ソーセージに白ビールで。


 昼頃、自転車旅行開始地点のイタリアボルツアーノへの電車移動のためミュンヘン駅へ。事前にドイツ国鉄DBのサイトで手配した印刷済みチケットのため、車両に直接乗るだけです。6席コンパートメントタイプの電車は、席の前後に向き合って夫と座ります。前の席がすごく近いので、前が知らない人だと疲れちゃいそう。

 
 4時間電車にゆられてオーストリアを下車せず通過して、イタリア・ボルツアーノ着。ゴロゴロ荷物を引いて、ホテルへ向かいます。ホテル着後、ツアーの説明会へ参加。と言っても、ボルツアーノ発のツアーは複数種類あって、クロスバイクなどでの1日40㎞くらいのツアーが主流の模様。ロードバイク参加者は私達二人のみらしく、明日の朝くるスタッフを待てと言われてしまった。メールのやりとりでは自転車受取は前日の予定だったんだけど。ちょっと不安なイタリアクオリティだけどまあ寝ました。

2013/9/8