サドルの旅ふたたび

私のサドルの旅は、2年半前に終わったはずでした。

Mitis購入と同時に買った、当時夫絶賛のアリオネは、1ヶ月で挫折。あまりに固くて痛くて。いま、夫のローラー専用自転車についてます。もう、4年近く外に出ることもなく。

2台目は女性モデルを採用。Selle ITALIA の Lady GEL FLOW (穴あきタイプ) パッドがやわらかめだったので、アリオネよりはいい感じ。
それでも、ブルベ400km以上は、尻痛との戦いの様相。後遺症にも数日悩まされてトイレへ行くのも辛かったのです。

PBPの年、2007年2月に、値段の高さに躊躇しつつも、サドル穴が大胆に大きいSMPを試してみることにする。SELLE SMP Strike Plus 330g?これが、あたり。物理的にあたらないので、苦しんでいた痛みからは解放。

このサドルをつけていると、どうなの?ってよく聞かれます。穴の縁付近の痛みがないわけではないけれど、かつて苦しんだ真ん中の痛みに比べればなんてことはない。クリームで事前対策しておけば、大問題になることもないです。九州ツーリングで8日間連続走行して、そろそろ痛くなってきたのは縁があたる箇所ではなくて、坐骨全体?穴が空いていようが、椅子にそんなに長く座り続けていると座りつかれみたいな。

さて、新車 Jamis Xenithが手に入ることになって。サドルどうしよう〜と思ったわけですが、しばらくはレース専用車にするつもりなので、軽量化重視で。
Selle Italia SLR Kit Carbonio Flow
カタログ値125g.(実測134g!)  サドルにしっかり、125gって書いてあるのに、なんですか10gの差って。

SMPとの差。たかが200g。されど200g。
3倍近い差と思うとすごいし、自転車+私の総重量で考えたら、誤差の範囲。ヒルクラレース、ときどきドリンクの量を失敗して、ゴール時点で大量にボトルに水が残っていたりする。ほんと、そういう誤差でしかない200g。

重量の問題もあるけれど、SMPのゴテっとした見た目は、スマートでない。ちょっとそれって、レーシーじゃないし、野暮ったくないですか。(すねないでね>Mitisちゃん) SMPでも重量モデルじゃなくて、もう少し細身モデルにするって手もあるのかしら。


糸魚川を走っていて、あーこれは痛くなるんだろうなって予兆はあったけど、自宅から考えれば、200km近い塩尻まではまあ、いける。松本市街地走行あたりから、痛くなる。それでも、最後、白馬−糸魚川でがんばって走っていたときは、わりと大丈夫だった。 力の入った走行をしていれば、サドルにかかる荷重も減るのか、なんか大丈夫な感じ。

だから、ヒルクラレースは無問題だし、富士チャレ200みたいな耐久レースもなんとかなるようにも思う。

問題は、自走で行くヒルクライム、くらいかな。
去年と同じく、つがいけヒルクラまで自走しようと思ってたのだけど、、、今のサドルではちょっときついねえ。
#つがいけは、糸魚川ファストランの白馬CPから10kmくらい先にあります。
#そういうや、、荷物も持ってたのに、週末の糸魚川より去年の自走の方が楽だったような。。。ハテ。

まあ、そんな長距離自走していくヒルクラなんて、つがいけくらいなものなので、そこだけ我慢するかな。自走してる時点で練習レースだし、、別にMitisでいいんじゃ、て話も。サドルだけ替えてもいいし。(でも、あまり頻繁にはかえたくないのです)


夫からは、新しいサドル(SLR)の穴を切って大きくしてみる?と提案された。

○穴幅(最大値)比較
Selle Italia SLR Kit Carbonio Flow : 1.5cm
SELLE SMP Strike Plus : 4.3 cm
Lady GEL FLOW :2cm

うーん、ちょこっと削っても効果ないかもなー。そんなわけで、短い心の旅で終わりそう。このまま使いましょう。