九州自転車旅(3)熊本-高千穂

サイクルトレインが10時台なので、今日は朝の余裕があります。
折角だから、熊本市内を巡ってみよう。自転車を組み立てて、出かけます。

7:30から空いている水前寺公園へ。http://www.suizenji.or.jp/
1632年、肥後細川藩初代忠利公が、御茶屋として作ったのがはじまりとのこと。
日本庭園のこじんまりとした感じが、若い頃よりも好きになった。落ち着くよね。
阿蘇の山並みとかを模しているのだとか。


続いて、熊本城へ。http://www.manyou-kumamoto.jp/castle/
石垣が素敵。再現建築の本丸御殿が良かったです。
職場の同僚(城マニア)オススメの熊本城。同僚は、一口城主として寄付をしているらしく、名前の札が飾っているらしいのだが、、そんなとこまで見ている余裕はありません。最後の方は・・・、写真を撮ってはすぐに去っていく品のない観光客に成り下がってました。とほほ。

駅へ戻ります。
熊本市内は、通勤ラッシュでバスも多くて道が走りにくいかな。

いよいよ、サイクルトレイン!あそ1962
http://www.jrkyushu.co.jp/tabi/aso/aso1962.html

駅の改札をそのまま、自転車を通すことができるって、うれしい。
ホームにもそのまま入っていけるのよ。

ホームには、人吉行きのSLが入っていました。

レトロなデザインだけれど、車内は改装したてできれい。
発車前に車内に入り込んで、写真をパチリ。

煙をはいて出発して行きました。撮り鉄な人達もたくさんいて。


続いて、サイクルトレイン「あそ1962」が入線してきました。

自転車のマーク。5台+2台=7台乗せることができます。
この日は、私以外に3台乗りました。予約が必要です。

さてと、切符ですが、自転車用の切符を別途発行してもらう必要があります。今回、JR東日本の窓口で自転車券を発行してもらえるのが、いまいち不明だったので、JR九州の電話予約窓口にTELして予約しました。フリーダイヤルでないので電話代かかるけど。通常の電話予約だと1週間後までに引き取りが必要なので、クレジットカード決済にして、当日受取OKにしておく。(その代わりにキャンセルもできない。)

切符はこちら。

受け取って、あれ私1人だよ?と思ったら、1枚は自転車用の切符でした。ちゃんと席番号がある!残念ながら、私とMitisは隣の席にはなれないの。

あそ1962、昭和レトロな車内です。



自転車を配置しようと思ったのですが、なんと前輪が安定位置まで車輪止めに入らなくて、ドロップハンドルが机部分にあたって、列車が動くと、後ろに出てきてしまいます。なんてこと。

こちらは、他の方々の自転車。ちゃんと収まっているみたい。だめなのは、私だけなの?

もう少しハンドル位置が高いか低ければ安定したのかも?
だけど、私くらいのサイズのドロップハンドルなロードバイクだと、ダメなのでない?ちゃんとテストしたのかしら?とちょっと不安になる。

そんなわけで、横付けさせてもらうことにしました。
こっちの方が安定するし、置かせてもらえるなら、私的には無問題です。

そうこうしているうちに、電車は出発しました。

車内では、駅員の帽子をかぶってプレートを持って記念写真を撮ってくれます。

古い電車を改装しているのね。

愛車と一緒に、車窓を楽しみながら、阿蘇の湧き水で作ったサイダーを飲もう。

1時間ほどで、立野駅に到着。ここで20分停車します。乗務員さんに引率されて、南阿蘇鉄道の立野橋梁へ向います。こちらは、トロッコ列車が通るんだとか。

 
ここから、急な斜面に入ります。何度も進行方向を変えながら、スイッチバックして進みます。スイッチバックについて、説明してくれる乗務員のおねえさん。

阿蘇の食材満載のうなり弁当。車内でも売ってました。
JR九州の駅で2日前までに、予約券を購入しないとダメとのことで、
購入できなかったので、熊本駅で駅弁買って、もう食べちゃったよ。
おなかいっぱいで無理ー。


車窓には阿蘇の山並みが見えてきました。

お昼すぎに、終点・宮地駅へ。降りてすぐに走り出せるのって快適!

今日は、阿蘇山・草千里へ上ります。
道は林道になって、だんだん細く。GPSを見るとルートから外れているよ。まあ、いつか合流するんじゃないかと走っていたら、、行き止まりでした。人と犬は禁止。牛馬優先が基本です。2kmほど上ってしまいました。

さて、正しい道を上りましょう。荷物満載の女性サイクリストに出会いました。阿蘇は九州ツーリングの、私の一番のおすすめです!! この風景! 

阿蘇の草原は、人の手を入れて、草を焼いて保たれているもの。
人の手が入らなくなったら、森林になってしまう。
もう2千年以上前から、草焼きが続いている記録があるのだとか。
(行きのANA機内誌より。)

上りきると、草千里が広がっていました。

次は下り。だんだん、牛に見慣れてきて、反応しなくなってきたよ。

阿蘇を下ってから、高千穂へと向います。
明日も、阿蘇−高千穂を走るからね、と選んだ迂回コースがひたすら上って下る林道でした。いつ、終わるんだろう?って感じなのよ。上ってくればこそ、出会える景色もあるのだけれど。

余裕の道のりのはずだったのに、ユースホステルの夕食時間18:30に間に合わないかも。なんだか、頑張って走るはめに。

高千穂渓谷へ寄ってから宿に入るつもりがそんな時間はないよ!
最後迷って、ユースホステルに電話して道順を教わりました。

ユースの夕食。ごはんを2杯おかわりしてっと。お腹すいたー。
登山に来たという女性4人組や、バイクツーリングの皆様とお話しながらの夕食。一人旅は、たまには話をしたいから、ユースいいよね。

部屋は、男女別の相部屋。私の部屋は、一人旅の女性との二人部屋に。
次の日の朝が早いので、私が出口付近の場所にして、先に休ませてもらいました。

観光夜楽へ誘ってくれたのだけれども、今日の最後のがんばりで疲れてしまっていたし、明日も早く出るのだからと、早めに寝ることにしました。

高千穂ユースホステル \3900 (夕食費込、非会員の値段)

ユース便利なのだけれども、タオルとか持参しないといけないので、
荷物をできるだけ減らしたいツーリングでは、そのあたりがネックかもしれないなあ。途中のドラッグストアでタオル買いました。まあ、タオルごときの重量増加を恐れてはいけない?私の今回の装備は、バックに余分なスペースがぜんぜんないというギリギリ状態だったので、
あふれると背負わねばならなかったのです。


走行距離 107km